第六話 ◆ コリンの授業 やあみんな、パーフェクト坂本です。 早速ですが、初心者Tipがまたぴこぴこと催促してきます。 ふむ、Lv1−Lv10の冒険家はこの人らに会いに行けばよいのだな。 じゃあまずコリンって人からいってみよう! 見つけたぞコリン! 観念するんだな! えっ… いきなり独りよがりな上に唐突にそんな事言われても…。 そりゃあ暇だけど…。 うん分かった、やってみます。 流れ者じゃない! 冒険家だ!! ぬぅ、腹の立つ野郎だ。(びきびき) クエスト名はコリンの授業か… コボルト洞窟にいるストラッシュの試験をパスしないと授業は受けさせてくれない訳ね? よーし分かった、すぐに戻ってくるから首を洗って待っていろよ! ◆ミッション3・コリンの授業 とは言ったものの、コボルトの洞窟ってどこにあるんだ。 コボルトと言えばブルンネンシュティグの西側にいっぱいいたっけ。 とりあえず西側に行ってみよう。 in 中央プラトン街道 / ブルンネンシュティグ入口付近 さーてコボルトの洞窟は…。 あった、そこかっ。 洞窟とかいよいよダンジョンっぽくなってきたな。 わくわく♪ in コボルトの洞窟 B1 ここがコボルトの洞窟か… 何か湿っぽくてやだな。 コリンはストラッシュがここで遊んでいると言っていたけど、どう見ても遊べる環境じゃないと思うよ。 どんな奴なんだろう、ストラッシュって…。 きっと奇人か変人に違いない。 むっ、地図に生体反応(?)が! そこかストラッシュ! おっ、お…… お爺さん!? (遊んでいるって言うからてっきりガキんちょだと思っていた…。) いきなり何を言い出すんだお爺さん。 えっ、これが試験内容なの? へぇーそうなんだ…。 て言うか、何でキレ気味なんだお爺さん。 それはいいとして、こんなところで何をして遊んでいたんだいお爺さん? そんな理不尽な!! 話しかけただけで試験を取り消すなんて、何て横暴なじじいなんだ! これならパトラッシュと一緒に天国に行った方がマシだよっ! 分かったよ、南西側に行けばいいんでしょ行けば! ふーんだ! あれっ、先に行くって言っていたのにまだあんなところにいる…。 大丈夫なのかな爺さん、俺より先に辿り着けるんだろうか…。 グレムリン発見!! 丁度いい、お前で袈裟斬りの威力を試してやろう! たあっ! まずは垂直斬りでCP確保!! グレムリン:ヘンナノガキター そしてこれがっ! とうっ! 坂本流必殺奥義 袈裟斬りだあーっ!! ザシュウッ☆ グレムリン:グフウッ はぁっはっはっはっ、勝った。 さて、ストラッシュを探しに行こう。 確か南西に行くって言っていたっけな、あの爺さん。 お、地図に生体反応確認。 …ん? でも爺さんが最初にいた場所からも生体反応が消えていない。 …どういうことだ? 南西にいるのは爺さんじゃないのか? いや…爺さんだ…。 どういうことだ、入り口付近にいるのは別の人か? また移動すんのっ!? じじい追っかけて俺に何の得があるのさ! わあったよやればいいんでしょやれば! この世界に住んでいる人って何で揃いも揃って性格が悪いんだ! パトラッシュ〜僕はもう疲れたよ。 ひいはぁ… ひいはぁ… ぜぇぜぇ 北側に到着… 地図に生体反応を確認、ここだな。 ……んっ!? 生体反応が三つ…… 内二つは爺さんがいた場所から… ……… …… 北にいるのは別の人かっ!? Oh J J I . い、嫌ーーーーーっ!!! もう移動すんなジジイーーー!!! 増えるーっ!! あああ、行くしかないのか! ああ神よ! あーっ!!! 嫌ー!! 誰かーっ!!! えっ? 先に言えよっ!! 誰? 帰ってもいいのか? じゃあ俺は試験に合格したんだな? いやっほー! あっ、はい。 じゃ、さようなら。 in 古都ブルンネンシュティグ さあコリン、俺は戻ってきたぜ。 早速授業を開いてもらおうか! あっ俺、小学生までの算数しかできないから分かりやすく教えてね。 おおおっ? わーいありがとう〜♪ って装備できねー!! コリンさん、これ装備できないよ。 ぐ… 結局それになるのか。 まいいや。それで、授業は? ってあんたからは何も教わってないよ!! クエスト名の「コリンの授業」は嘘っぱちだー!! それに砂漠と海を紹介されても何処にあるか知らんわ! それにお金が大好きなのは面白い奴じゃない、ただの守銭奴だ!! ああ、何だったんだこのクエストは…。 でもマップ製作者っていう称号を手に入れたみたいだし、まぁいっかあ。 ◆ミッション3・クリア おまけ レベルが6になったので、そろそろ新しい武器に変えたいと思います。 やってきたのはウィル・フレドの武器屋さん。 どうも、俺はパーフェクト坂本です。 俺にふさわしくてかっこいい剣をくださいな。 おおっ、かっこよくて強そうな武器がたくさんある。 でも俺が使えるのは、ショートソード、ソードスティック、半月刀の三つだけのようだ。 ショートソードは今使っているからいらないとして、ソードスティックと半月刀の二つを見てみよう。 ソードスティックは、攻撃速度と命中率が売りの剣だ。 しかしショートソードよりも攻撃力が劣ってしまうらしい。 これはパスだな。 半月刀は、クリティカル攻撃が売りの剣だ。 これはいい、敏捷剣士の俺と愛称が抜群じゃないだろうか。 これに決ーめた。 半月刀の値段は600ゴールドか。 今の俺の全財産は 158ゴールド。 うわーん先生! ゴールドが足りません! うわーんそんな〜! こうして俺の武器新調は失敗に終わった。 |